SIerで10年働いた自分に市場価値はあるのか?33歳・しがないSEが棚卸ししてみる

市場価値

ITエンジニアとして約10年働いています。

33歳です。

前回の記事では、「ITエンジニアの市場価値って何で決まるんだろう?」と考えて、自分なりに5つの軸に整理してみました。

ITエンジニアの市場価値とは?しがないSEなりに5つの軸で考えてみる

その5つがこちらです。

  1. 技術力
  2. 業務・開発経験
  3. 仕事を進める力
  4. 変化への適応力
  5. 実際の市場評価

今回はこれを、自分自身に当てはめてみます。

というのも、自分は長いこと、

「10年エンジニアをやっている割に、大したことができない」

と思っていました。

仕事そのものにもあまり自信がありません。

資格もなく、基本情報技術者の資格すら持っていません。

一方で、32歳で転職した結果、年収は約200万円上がりました。

自分の自己評価と、実際に転職市場から受けた評価には、どうもズレがあるような気がします。

そこで今回は、これまでの経歴を棚卸ししながら、「自分には本当に市場価値がないのか?」を考えてみます。

まずは自分の経歴をざっくり棚卸しする

まず、自分の経歴を簡単に並べてみます。

  • 33歳
  • ITエンジニア歴約10年
  • 新卒から一次受けSIerで勤務
  • 客先常駐を約10年経験
  • 金融・保険系のシステムを中心に担当
  • 設計・開発・テストを中心に経験
  • Java、JSP、AWSなどを経験
  • 現在もコードを書くことはある
  • 資格なし
  • 32歳で転職
  • 現在は客先常駐ではなく自社勤務
  • 転職活動では約40社に応募
  • 面接ではかなり苦戦
  • 最終的に年収は約200万円アップ

こうやって並べると、それなりに経験しているようにも見えます。

でも、自分自身には「10年やってきた」という自信があまりありません。

特に実装力については、自信がないです。

同期にはPMになっている人もいます。

そういう人と比べると、「自分は10年間何をしてきたんだろう」と思うこともあります。

5つの軸で自分の市場価値を見てみる

ここから、前回作った5つの軸に自分を当てはめてみます。

あくまで自分自身による暫定評価ですが、現時点ではこんな感じです。

  • 技術力:△
  • 業務・開発経験:○
  • 仕事を進める力:△〜○
  • 変化への適応力:△
  • 実際の市場評価:○

順番に考えてみます。

技術力:△

ここは、自分が一番自信のないところです。

ITエンジニアとして10年働いていますが、今でも「自分は実装が得意です」とは言えません。

周りに実装が速い人や、新しい技術に詳しい人がいると、自分との差を感じます。

資格もありません。

なので以前は、

実装力が低い → 技術力が低い → エンジニアとして市場価値も低い

くらいに考えていました。

ただ、前回の記事を書いていて、この考え方は少し違うのかもしれないと思うようになりました。

実際の仕事では、コードを書く以外にも、

  • 既存システムを理解する
  • 設計する
  • 障害や不具合の原因を調べる
  • 分からないことを調べる
  • 技術を使って問題を解決する

といったことも必要です。

そう考えると、「技術力がない」というより、「技術力の中でも実装力に自信がない」という方が、今の自分には近い気がします。

とはいえ、ここは今後伸ばしたいところです。

業務・開発経験:○

一方で、改めて棚卸しすると「経験」は思っていたよりあるのかもしれません。

一次受けSIerで働き、金融・保険系のお客さん先に長く常駐しました。

設計・開発・テストを中心に、一連のシステム開発を経験しています。

自分にとっては、毎日普通に仕事をしていただけです。

なので、こうした経験を「スキル」として意識したことはほとんどありませんでした。

でも、よく考えれば、10年近くシステム開発の現場にいて、顧客先で仕事を続けてきたこと自体も一つの経験です。

特に転職活動をしてから、「自分にとって普通の経験でも、他社から見れば評価材料になることがある」と感じるようになりました。

仕事を進める力:△〜○

ここは、自分自身では評価しづらいところです。

自分はPMではありませんし、チームを大きく引っ張ってきたという自覚もありません。

一方で、客先で長く働く中では、技術だけでは仕事が進まない場面もたくさんありました。

相手の話を聞く。

認識を合わせる。

問題が起きたら報告する。

分からないことを確認する。

必要な人に相談する。

どれも特別なことではありません。

でも、こういう「普通に仕事を進める力」も、長く働くためには必要だったはずです。

自分では能力だと思っていなかった部分に、実は強みがある可能性もあります。

ここは今後、もう少し具体的に棚卸ししたいです。

変化への適応力:△

IT業界は変化が速いです。

最近なら、やはり生成AIだと思います。

正直、自分は最新技術を次々追いかけるタイプではありません。

生成AIについても、何でも詳しいわけではありません。

ただ、分からないからといって無視するのではなく、必要なら調べて実際に使ってみたいとは思っています。

このサイトを始めた理由の一つも、それです。

AIをエンジニアの仕事でどこまで使えるのか。

普通の会社員SEでも使いこなせるのか。

実際に試しながら、この部分を少しずつ○にしていきたいです。

実際の市場評価:○

ここが一番面白いところでした。

32歳で転職活動をしたとき、自分は約40社に応募しました。

順調だったかと言われると、全然そんなことはありません。

面接ではかなり苦戦しました。

落ちるたびに、

「やっぱり自分は市場価値が低いのでは?」

と思いました。

でも、結果だけを見ると、最終的には転職できました。

そして年収は転職前より約200万円上がりました。

40社近く受けて苦戦した。

でも、最終的には年収が大きく上がった。

この2つは両方とも事実です。

市場価値は、「転職活動で苦戦したかどうか」だけでも、「年収が上がったかどうか」だけでも判断できない。

今はそう考えています。

自分は「できないこと」ばかり見ていたのかもしれない

今回、自分の経歴を5つの軸で見てみて、一番感じたのはこれです。

自分はずっと、できないことばかり見ていました。

  • 実装に自信がない
  • 資格がない
  • PMでもない
  • 同期と比べて大したことがない

これは今でも事実だと思っています。

無理に「実は自分は優秀だった」と思うつもりもありません。

ただ、それだけで自分の市場価値を決めるのも違うようです。

10年間仕事を続けてきたこと。

長く客先でシステム開発に関わったこと。

金融・保険系のシステムに関わったこと。

設計・開発・テストを経験してきたこと。

転職活動をして、実際に別の会社から採用されたこと。

こうしたものも、自分の市場価値を構成する材料です。

自分では能力だと思っていなかったものにも、実は価値があるのかもしれない。

今回の棚卸しで、一番大きかったのはその気づきでした。

じゃあ、転職では何が評価されたのか?

ここまで考えると、次に気になることがあります。

「自分の何が評価されて、年収が約200万円上がったのか?」

正直、今の時点では断定できません。

技術力だったのか。

10年間の開発経験だったのか。

客先で働いてきた経験だったのか。

面接での受け答えだったのか。

あるいは、それらの組み合わせなのか。

自分でもかなり気になります。

ここは今後、実際の転職活動を振り返りながら詳しく考えてみます。

現時点では「市場価値がない」とは思わなくなった

今回の結論です。

自分は、決して市場価値の高いスーパーエンジニアではないと思います。

実装に自信はありません。

資格もありません。

まだ伸ばしたいところもたくさんあります。

でも、

「大したことができない=市場価値がない」ではない。

少なくとも今は、そう思っています。

市場価値は0か100かではなく、いろいろな経験や能力の組み合わせで決まるものなのかもしれません。

そして、自分で気づいていない強みもある。

だから次にやることは、自分を低く評価し続けることではなく、「何が足りなくて、何を伸ばせばもっと選択肢を増やせるのか」を考えることだと思っています。

しがないSEの市場価値をこれから上げてみる

今回の棚卸しは、あくまでスタート地点です。

これからこのサイトで、

  • 技術力とは何なのか考える
  • 生成AIを実際の仕事で使ってみる
  • 自分の強みをもっと具体的に言語化する
  • 転職活動で何が評価されたのか振り返る
  • 市場価値を上げるために実際に行動する

ということをやっていきます。

半年後、1年後に同じ5つの軸で棚卸ししたら、評価は変わっているのか。

それもこのサイトで記録していくつもりです。

しがないSEが、どこまで市場価値を上げられるのか。

自分自身を実験台にして試してみます。

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